捜索を受けたのは、大阪 西区にある船舶の売買を仲介する会社で、捜査関係者によりますと、3年前の2021年、中古の貨物船の輸出先をUAE=アラブ首長国連邦と偽って税関に申告したとして、関税法違反の疑いがもたれています。
貨物船の位置情報などから実際にはイランに輸出された疑いがあるということです。
この貨物船は1997年に完成し「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」などが所有していましたが、その後、この会社が一般競争入札で購入していました。
イラン周辺の海域では近年、タンカーが拿捕(だほ)されるなど不安定な情勢が続いていて、警視庁は詳しい経緯を調べています。