「ビッグモーター」の店舗前の街路樹が伐採された事件では、ビッグモーターの元取締役で、各店舗を巡回する「環境整備推進委員」という立場を担っていた蒲原敏之容疑者(51)が2022年、川崎店の前の街路樹を伐採するよう指示したとして1月、器物損壊の疑いで逮捕されました。
警察は指示の背景について捜査を進めた結果、伐採した行為が会社の業務に関連して行われた疑いがあるとして、法人としてのビッグモーターを16日道路法違反の疑いで書類送検しました。
また、元取締役と川崎店の当時の店長ら3人も道路法違反の疑いで書類送検しました。
警察は認否を明らかにしていません。
全国各地で街路樹が被害を受けた一連の事件で法人としてのビッグモーターが書類送検されたのは初めてとみられます。
書類送検されたことについてビッグモーターは「弊社が送検されたのは事実です。刑事事件のため詳細の開示は控えさせていただきます」とコメントしています。