GPIFは2日、ことし4月から6月までの運用実績を発表しました。
それによりますと、期間中の運用実績は8兆9732億円の黒字で収益率はプラス3.65%となりました。
国内外の株価の上昇や円安が進んだことが主な要因で、資産別の収益は外国株式が6兆658億円、外国債券が3兆3035億円、国内株式が1兆925億円の黒字となった一方、国内債券は長期金利が上昇した影響で1兆4886億円の赤字でした。
この結果、2001年度に市場での運用を始めてからの累積の収益額は162兆7708億円の黒字で、収益率はプラス4.47%となり、運用資産の総額は254兆7027億円と初めて250兆円を超えました。
GPIFは「引き続き、長期的な観点から運用を行い年金財政に必要な積立金を残すためにしっかりと責任を果たしていく」としています。